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新品 :60382141535
中古 :60382141535-1 |
メーカー | b1de5938 | 発売日 | 2025-06-03 15:02 | 定価 | 25000円 | ||
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カテゴリ |
不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
閉じる「香煙引到楚香処」白氏文集の有名な漢詩
閉じる仙台藩医・木村寿禎の落款
閉じる原本の断層画像写真
閉じる大君と中の君を見る薫の君(源氏物語/国宝)
閉じる琵琶を弾く匂宮と中の君(拡大)
閉じる大君・中の君姉妹と匂宮(網代車・宇治)
閉じる左は薫の君、右は大君と中の君(総角の絵)
自筆「源氏物語」の「総角(あげまき)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。京焼 染付 茶入 茶道具 箱 検: 道八 裏千家 表千家 古唐津 古伊万里 志野 織部 大海茶入 茶道具。
「総角の巻」の主人公は、源氏の君と女三の宮の皇子・薫の君と今上帝天皇と明石中宮の皇子・匂宮のきらびやかな恋物足りが描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。【銀閣】三浦竹軒 作 筒茶碗 旧家蔵出(AZ956)。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。【茶道具】人気陶芸家 木村盛伸 粉引花瓶 共箱 共布 師:清水卯一 花入 花器 保証品。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。京都の大きなお寺より 茶碗2つセット 箱なし 1006V7G。現在の今上天皇と系譜がつながっている。鳳】平安 萬珠堂 陽山 造 黄瓷彫刻紋 鉢 外径21cm 共箱・黄釉陽刻波に鶴文鉢・ 煎茶道具。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。:即決【古都京都】「茶引き臼B-243」茶道具・鉄瓶.蒔絵〝江〟。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。【骨董・茶道具】★高橋道八★★乾山写雲鶴文角鉢 向付 em123wb. 仁阿弥道八 和食器。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。楠部弥弌 三島茶碗 趣ある名品☆c510。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。◆三浦竹軒 鶏図茶碗◆b519。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。【アンティーク】鎌田幸二 窯変銀漿天目盃 共箱 共布 古美術 骨董品 京焼・清水焼 五客 未使用。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。京焼 鉄釉文 灰釉 抹茶碗 茶道具 アンティーク抹茶碗 蔵出し 平茶碗 1客。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。茶道具 抹茶茶碗 粉引 吉祥紋 茶碗 陣内窯 作 紙箱入り 9304772。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。古風な味わいの作品! 昭和期ビンテージ 茶道具 信楽焼 瓢形水指 在銘品 箱無し 1970年代 KEN512。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。【骨董・茶道具】★千家十職 永楽善五郎(十六代即全) 鵬雲斎書付★★乾山写竹茶碗 ys025sdl.8.。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。2846 江戸期 作者不明 在銘 赤楽茶碗 検 楽焼。また、各巻ごとの書かれた年については不明。:【古都京都】「錫製茶壷③」茶道具・茶入れ.鉄瓶〝江〟。従って、応永五年とは、書き始めの年である。大渡・茶入れ☆和楽作・共箱・定価2300円・状態良好★拡大画像満載☆。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。栄耀栄華を極めた藤の花の華麗な開花のような源氏一族の繁栄を記した・自筆「源氏物語」藤裏葉(ふじうらのは)原文・茶道14-B。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。李朝 粉引 粉引茶碗 抹茶碗 茶道具 蔵出し アンティーク李朝 1客。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。越前焼 備前焼 抹茶碗 灰釉 アンティーク茶道具 平茶碗 蔵出し 1客。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。宇治の姉妹(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子・八の宮の姫君・大君と中の君)の物語・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道36-B。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。茶道具 抹茶茶碗 赤楽 茶碗 川嵜 和楽 造 茶道 t 9741835。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。楠部弥弌 刷毛目茶碗 味わい深い逸品k857。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。桂山作 百本立 茶 茶道具 即決。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。■三和堂■今井政之 清水公照筆 御本手茶碗 旭日青天 茶道具 共箱 気品ある作品!!。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。越前焼 備前焼 抹茶碗 灰釉 アンティーク抹茶碗 平茶碗 蔵出し 1客。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。【大幅値下げ!!!】YK41 山川巌造 色絵茶碗 七宝文様(木箱)【新品】。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。Y10082 「宇野 徹」白磁 白瓷 茶碗 平茶碗 茶道具 共布 共箱。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。川崎和楽 赤楽 嶋台茶碗★金銀一双★味わいのある見事な逸品★a737。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。宇治の姉妹(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子・八の宮の姫君・大君と中の君)の物語・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道29-B。
出品した「源氏物語」は総角(あげまき)の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。【睦】 京焼 清水六兵衛 染付 菊文 茶碗 清水焼 茶道具抹茶 共箱■。総角の巻は、源氏の君と女三の御子、薫の君と今上天皇の皇子・匂宮の恋物語を描いております。新開寛山 黒釉窯彩茶碗 素晴らしい景色t728。大君と中の君の姉妹は、朱雀院(前朱雀天皇)の弟・八の宮を父とする。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道19-B。八の宮のなきあと宇治にこもる大君と中の君の姉妹のうち、大君との結婚を望む薫の君(母は、前朱雀天皇の皇女・女三の宮)は老女房の弁たちの手引きで大君の寝所に入るが大君は気配に気づき隠れてしまう。【骨董・茶道具】★平安 大丸北峰★★雲錦茶碗 en056yb42.vb8. 紅葉。大君の意思を知った薫の君は中の君を匂宮(今上天皇と明石中宮の皇子)に紹介し結婚させようと考え、九月のある夜ひそかに匂宮を宇治に案内し、中の君と逢わせてしまう。『新品』 三代・佐々木松楽作 赤楽茶碗 桐共箱。しかし、母后・明石中宮に反対され、その後は身分柄思うように宇治を訪問することができない。楽十三代 惺入 赤茶碗「寶珠」二重箱 裏千家淡々斎☆c480。大君と結ばれぬまま終わった薫は深い悲嘆に沈む。玉鬘の姫君の娘(大君と中の君)、冷泉院(前冷泉天皇)と今上帝から求婚される・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」24-B。一方、薫の君の悲しみを人伝てに聞いた明石中宮は、「ここまで想われる女人の妹姫なら、匂宮が通うのも無理はない」と思い直し、匂宮に「二条院へ妻として迎えても良い」と認めた。【風流庵】 『和文字』 平安・川崎和楽作 ★ 赤楽 茶碗 桐共箱。匂宮は、中の君を京の二条院に引き取る決意をする。京都の大きなお寺より 茶碗2つセット 箱なし 1006V8G。
原本自筆上部に「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【風車】佐々木松楽 造 赤楽茶碗▲共箱▲楽焼 平安松楽▲茶道具 茶碗 抹茶碗 在銘 茶器 陶器 陶磁器。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節である。小山富士夫(古山子)辰砂茶碗 味わい深い逸品 r608。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている。【No.54】茶道具 茶道 京焼 平安草山 黒天目 茶碗 器 茶器 美品 中古品。前漢の武帝王が美しい李夫人の死をいたみ「反魂香」を九華帳(漢王の寝室にかける,幾重もの花模様のついた,美しいとばり)の中で香を焚くと、美しい夫人の魂が煙に導かれ魂を呼び返してその姿を煙の中に夫人の姿が現われる。U02105 佐々木禅 燿珠天目 茶碗 天目 茶道具 /DC。紫式部が「若紫」を書くに際し、「白楽天」の漢詩を読み理解したうえで、「総角」の中の「大君が父君の八の宮を呼ぶべき煙がほしい」という意味から総角の原文の中で、「人の煙にありけむ香の煙そ、いと得まほしくおほさるる」と書いていることから紫式部が「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の「反魂香(はんごんこう)」の漢詩に共鳴していることがよくわかる。八世乾山 如仙 茶碗 飽きのこない一品です★x580。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。尾形乾山 人物図 茶碗 共箱 茶道具。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
「総角」の巻は英文で「Trefoil Knots」と表記されます。13318/赤楽 茶碗 和楽造 栞付 未使用 共布共箱 茶道具。
《自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【風車】京焼 小川欣二 造 乾山写 浅皿茶碗▲共箱▲茶道具 日本芸術院会員 小川文齋 日展審査員 清水六兵衛に師事 蔵出 古玩。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の一節です。新品 京焼 北村和善 煎茶茶器茶具 盃 5点セット 希少品 送料無料。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている「白氏文集」の中の有名一節です。茶道 茶器 三島茶碗。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【骨董・茶道具】★窯印有★★赤楽茶碗 向付 小鉢 em002w33.m8.。)
「自筆原本」
自筆右下の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子と娘・幾千姫(玉映)の落款。茶道具 惺入うつし 鶏 白茶碗 楽焼 三代 佐々木昭楽。
自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。♯時代物 朝日窯造 古九谷風唐草模様 むし茶碗 9客 共箱付き!! 朝日焼 京焼 呉須赤絵 蒸し碗 むし碗 角福 骨董 懐石道具【多少の難有り】。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節です。茶道具 楽焼 黒楽茶碗 時代物 極上品 初だし品 C3514。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。◆宮地英香 歌仙 一双茶碗◆b585。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。西村徳泉 千家三代 咄々斎 元伯 詩茶碗 素晴らしいお品t748。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。令和・天皇陛下即位記念 菊桐鳳凰絵 抹茶碗 陶楽 【未使用、未開封、完封品、非流通品】送料無料。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。板谷波山 蛋殻磁茶碗 温かみのある作品 s573。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節で「白氏文集」に由来するものです。●e2624 三代 三浦竹泉 抹茶碗 共箱 平安 竹泉 茶道具。》
《あ》・・・・らはに」なと、いさめて、かたはらふし給へり。茶道具 抹茶茶碗 黒楽 馬盥茶碗 「楽」印 茶道 18-4817。
御くた物なと、わさとはなくしなして、まゐらせ給へり。◆永楽善五郎 乾山写 松茶碗◆b478。
御供の人々にも、ゆへゆへしきさかなゝとして、出たさせ給へり。粉引茶碗 粉引 京焼 抹茶碗 アンティーク抹茶碗 蔵出し 共箱 作家物 1客。
廊めいたるかたに集まりて、此(この)御前は、人け遠くもてなして、
しめしめと、物語きこえ給ふ。◆八世乾山 如仙 茶碗◆b510。うちとくへくもあらぬ物から、
なつかしけに、愛敬つきて、物、の給へるさまの、なのめならす、
心に入りて、思ひいらるゝも、はかなし。TN45 ◇◇ 焼元窯 七代 古瀬尭三 赤膚山 法隆寺 茶碗 茶道具 ◇◇。「かく、程もなき、
物の隔てはかりを、さはり所にて、おほつかなく思ひつゝ過くす
心おそさの、あまりをこかましくもあるかな」
と思ひつゝけらるれと、つれなくて、・・・《おほかた(大方)》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。【真作保証】■ 五代清水六兵衛 ■ 御本茶碗 <230724050>。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《桐壺天皇の皇子・八の宮の御子・大君と中の君と薫の君、匂宮の恋物語》
《姫君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)は、中納言(薫の君)とご対面になる。古山子(小山富士夫)粉引茶碗 味わい深い逸品 r560。
御仏間との間の戸を開けて、お灯明の灯(ひ)を明るくかき立てさせ、
簾(すだれ)ぎわには屏風(びようぶ)を立て添えてそこに姫君はいらっしゃる。鳳】鎌田幸二 窯変天目釉 茶碗 共箱 煎茶道具 美品。
簾の外にも灯火をさしあげたけれど、中納言(薫の君)は、
(薫の君)「気分がわるくて失礼な姿をしておりますので。茶道具 茶碗 橋本喜泉 仁清写 行幸 桃山窯 金彩 未使用 紙箱 札幌市。」・・・・これでは明るすぎます」
などとお制しになり、何かにもたれて横におなりである。古萬古焼 古茶碗 中国古玩 煎茶道具 紫砂 朱泥 南蛮 木米 茶器 茶道具。
姫君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)は、中納言(薫の君)に御くだものなどを、
ほんのありあわせというふうに作ってさしあげられた。【睦】平安「善昇」染付 色絵 金彩 盛上『老松』茶碗 山岡善昇 茶道具 京焼 清水焼 共布 共箱■。
お供の人々にも、気のきいた酒肴(しゅこう)などを用意させてお出しになった。五山楽窯房 湯呑 8点 2客入り4箱セット 真珠釉 竹炭釉 釣窯釉 加藤益浩 茶器 茶道具 茶碗 陶磁器 84474。
供人たちは廊のような所に集まっているので、こちらの御前には人がいないようにして、
中納言(薫の君)は、姫君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)にしめやかにお話し申される。三浦竹軒(造)御題光茶碗 共箱 金彩 政府認定技術保存資格者 京焼 未使用 b7245k。
姫君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)はなかなかお気をゆるされそうにもないけれど、
いかにもやさしく情味があって、何かおっしゃるその物腰に、中納言(薫の君)はもう一途(いちず)に
心をとらえられ、居ても立ってもいられない思いになってくるのも、たわいないことである。玉鬘の姫君の娘(大君と中の君)、冷泉院(前冷泉天皇)と今上帝から求婚される・二人の天皇からの求愛物語「源氏物語」「竹河」26-B。
このようになんのこともない仕切りぐらいに妨げられて、もどかしく思い思い、
(薫の君)「いつまでもじっとしている優柔さの、なんと愚かしいことよ」
としきりにそう思わずにはいられない。仁阿弥道八 藍絵茶碗 風格のある作品 r706。
けれども、中納言(薫の君)はさりげない体(てい)に、さしさわりのない・・・・《あれこれの
世間話をしみじみと、またおもしろくもさまざま興を引き立てるよう十分に
姫君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)にお話し申される。均窯(きんよう)釉 夏茶碗 平安 杜(もり)造 銘 大空 大徳寺 黄梅主太玄。》
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。小山富士夫(古山子)黒茶碗 味わい深い作品 s605。
《Trefoil Knots (総角)》
He had them taken away―they were very unsettling, he said, for they
revealed him in shameful disorder―and lay down near the screen.
She had fruit andsweets brought to him,
arranged in a tasteful yet casual manner.
His men were offered wine and very tempting side dishes.
They withdrew to a corridor, leaving the two alone for what they
assumed would be a quiet, intimate conversation.
She was in great agitation, but in her manner there
was something poignantly appealing that delighted and―
a pity that it should have been so ― excited him.
To be so near, separated from her only by a screen,
and to let the time go by with no perceptible sign that the goal was near ―
it was altogether too stupid.
Yet he managed an appearance of calm as he talked on of this
amusing event and that melancholy one.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《総角》
他:“我心中,不能到礼貌,光不要太亮。◆波石造 呉器形茶碗一双 倣画所左近衛将監光文 土佐光文(藤原光文)◆b498。”便将身子下。大樋松笠香合 大樋長阿弥作266clbc。
侍女随意不拘地拿出些果物来他吃,
又拿出精美的酒肴来招待他的随从人。【骨董・茶道具】★二代 小川長楽★★赤茶碗 zn069sj.8.。侍女群集在廊下等,
主客二人所居之甚。【和 (7681) 時代古作 佐々木二六作 白釉茶碗 共箱有 茶道具 水月楽山。二人就悄悄地起来。小田雪窓 絵付け 宮川香雲 龍谷窯 大徳寺 眞葛焼 京焼。
大女公子度不十分融洽,却甚温柔媚。抹茶碗 華の図 京焼 茶道具 アンティーク抹茶碗 蔵出し 1客。其声,
深深地惹了薰君的心,使得他焦灼堪,也可荒唐之至了。京焼 鉄釉文 白釉 抹茶碗 南陶 茶道具 アンティーク抹茶碗 蔵出し 1客。
他在想:“点毫不足道的阻隔,成了我中的障碍物,
叫我忍受焦灼之苦。2代 諏訪蘇山 茶碗 茶道具 京焼 0929V15G。我如此缺乏勇气,在太愚笨了。e376 技工名品 名工 三代 伊東陶山 天目釉 笹絵 茶碗 共箱 共布 手紙付 抹茶碗 美品 茶道具 本物保証。”
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
注記・中国語の文字の一部がシステムの関係で反映されない場合があります。【骨董・茶道具】★平安 松月庵 井上春峰★★黒楽茶碗 ep024ub33.sb8.。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道23-B。
左の写真2枚が「源氏物語」総角の巻の末尾(原本番号88-B)右面と左面の押印。★☆送料無料/ 未使用 十四代朝日豊斎 茶碗 遠州七窯 茶道具 共箱 共布☆★。
写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道21-B。冬姫は内大臣・通誠の養女。寿山老人【寿の子】茶碗★味わい深い景色★a624。
冬姫は通称。国宝・源氏物語絵巻・竹河(たけかわ)I ・Ⅱの絵の元になる・自筆「源氏物語」竹河の原文・二人の天皇の求愛物語11-B。正式な名は伊達貞子。●【宮川香斎(真葛香斎)】真葛焼 ≪菊桐之絵茶碗≫ 共箱 京焼・清水焼 茶道具 |「茶道具買取」《小川処堂》。左端の写真は「総角の巻」末尾の拡大写真。楽茶碗箱無し。
左上の篆書体は、「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の押印。国宝の元になる原文・八の宮(桐壺帝の皇子で朱雀天皇の元皇太子)の姫君(大君と中の君)の合奏を聴く・自筆「源氏物語」橋姫/茶道19-B。
篆書体の下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
写真左から2枚目上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。杉田祥平 「染付喜寿飯茶碗」 蓋付茶碗 2客揃 共箱 黄布 清閑寺窯 a-51c987。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。昭和ビンテージ 茶道具 京焼 在銘品 山図柄茶碗 五色輪図柄茶碗二客揃え 抹茶茶碗 大きい茶碗:直径12cm 高さ8cm HTF502。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(総角の巻)MRI 47―8B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「総角の巻」主人公・総角の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる大君・中の君姉妹。「未使用」 三代目・佐々木昭楽作 検校 赤楽茶碗 化粧箱。
左側が琵琶と筝を奏でる大君・中の君姉妹、右が姉妹を覗き込む薫の君
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。浅見五郎助作 茶碗 共箱 智。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
源氏物語「総角」原本に記されております。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道10-B。紫式部が「総角」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「総角の巻」を書いていることがわかります。茶道具 茶碗 佐渡国金銀山 無名異陶器 細野玉堂 共箱 共布 栞 骨董 手作美品。この原詩の言葉の引用は、「総角の巻」に用いられていることで広くしられている。茶道具! 桜谷 ☆金彩日の出鶴抹茶碗☆ TYH477 新品 木箱入 京焼 建水 蓋置 ギフト。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。30637/○鈴木常楽 黒茶碗 共箱 抹茶碗 茶道具。
「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君との御子・浮舟(大君/中の君と異母姉妹)と薫の君、匂宮の恋物語・自筆「源氏物語」東屋の原文/茶道54-B。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君との御子・浮舟(大君/中の君と異母姉妹)と薫の君、匂宮の恋物語・自筆「源氏物語」東屋の原文/茶道57-B。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。中納言(薫の君)新帝即位式や新嘗祭の宮中行事のあと大君(八の宮の姫君)を見舞う・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道73-B。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。鎌田幸二 窯変 褐天目 水指 大作 茶道具 共箱付き。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。▲楠廸庵▲乾山写花篭文茶碗 橋本城岳作 茶道具。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。杉田祥平(造) 清閑寺 金銀彩仁清松の図茶碗 茶道具 京焼 現代工芸 美品 a1552。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。昭和期ビンテージ逸品 京焼 紅村窯 2代目林円山造 「人形紋茶茶」茶道具 昭和40年頃未使用品 THF503。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。■黒楽 京焼 清水焼 茶道具 抹茶茶碗 共箱■。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子・八の宮邸・炎上、宮の姫君(大君と中の君)宇治に移住・自筆「源氏物語」橋姫の原文・茶道/茶道具11-B。撮影後、展示のために再表装をしております。御室窯 仁清焼 京焼 茶碗 茶道 茶器 共箱 箱書き有。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。鈴木敏之 久古窯 大山焼 茶碗 共箱 茶道具。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。茶道具! 如山 ☆仁清椿・抹茶碗☆ 木箱(紐) TAKAT113 京焼・清水焼 ギフト 新品。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。黒楽茶碗 川崎和楽作95cfzb。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。昭和期ビンテージ品 京焼 松本為左視造 「窯変茶」茶道具 昭和40年頃未使用品 茶 直径13.5cm 高さ6.5cm THF503。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。☆ 煎茶道具 平安 和田桐山 光琳梅月の図写 汲出茶碗 五客 (共箱共布) 京焼。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。吉向孝造(九世松月)窯変赤茶碗 吉向松月窯。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。中の君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君)、匂宮(今上天皇の皇子)の寵愛を受ける・自筆「源氏物語」総角(あげまき)の原文・茶道49-B。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。古曽部焼筒茶碗 保存箱 Y376。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道14-B。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。八の宮(桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子)匂宮(今上天皇の皇子)と薫の君を歓待・自筆「源氏物語」椎本(しいがもと)原文/茶道13-B。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君との御子・浮舟(大君/中の君と異母姉妹)と薫の君、匂宮の恋物語・自筆「源氏物語」東屋の原文/茶道28-B。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。★茶道具/陶磁器/京焼!高麗写 刷毛目 茶碗!『銘 平成』小林太玄 書付!『西尾 香舟』造!共箱!★。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。林慶六 淡紅茶碗 共箱 栞付き。母は後水尾天皇皇女女二宮。楽焼 抹茶茶碗 黒茶碗。実母は近衛家女房(瑤林院)。桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君との御子・浮舟(大君/中の君と異母姉妹)と薫の君、匂宮の恋物語・自筆「源氏物語」東屋の原文/茶道29-B。幼名は多治丸。桐壺天皇の皇子・八の宮と中将の君との御子・浮舟(大君/中の君と異母姉妹)と薫の君、匂宮の恋物語/自筆「源氏物語」東屋の原文/茶道13-B。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。豊明の日(新天皇の新嘗【にいなめ】祭の翌日に臣下に饗宴)薫の君が大君に寄り添い京の都を思う・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道76-B。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。【風車】 佐々木松楽 造 茶花十二ヵ月 二月・水仙 赤楽茶碗▲共箱・陶歴/栞▲茶道具 楽焼 抹茶碗 在銘 茶器 陶器 陶磁器 平安松楽。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君と中の君と薫の君、匂宮の恋物語・大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」総角(あげまき)の原文・茶道28-B。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。茶道具! 香菊 ☆金菖蒲抹茶碗☆ TYB485 木箱付 新品 京焼 ギフト。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。雪の降る深夜、匂宮(今上天皇の皇子)宇治山荘を訪問に屏風越しに中の君と対面・自筆「源氏物語」総角の原文・茶道84-B。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。美品 京焼 平安萬珠堂 仁清 茶道具 色絵 茶碗 共箱 ほぼ未使用。
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